コスメとは?意味・種類・歴史まで徹底解説|化粧品との違いもわかりやすく紹介

美容部員、販売員、必見!

コスメとは?意味・種類・歴史まで徹底解説!

化粧品との違いもわかりやすく紹介!

「コスメとは何か?」

「コスメと化粧品は同じ意味なの?」

「どんなアイテムがコスメに含まれるの?」

 

そんな疑問をもつ人は、意外と多いものです。

 

特に美容部員さんなど美容業界で働く方、美容ブログを運営する方、商品紹介をするメディア担当者であれば、“コスメ”という言葉を正しく理解しておくことは必須 です。

 

今回は、

 

・コスメの意味

・コスメと化粧品の違い

・コスメの分類

・日本の法律上の区分

・海外との違い

・今どきのコスメトレンド

・美容業界で役立つ知識

 

などを、多角的にわかりやすく解説します。

1. コスメ(Cosmetics)とは?|言葉の意味

まず、コスメとは 「美容のために使うアイテム全般」を指す言葉です。

 

英語のCosmetics(コスメティックス)を略したもので、もともとギリシャ語の「kosmein(整える)」が語源とされています。

 

▼コスメの意味(広義)

・顔・身体を美しく見せるためのアイテム

・肌・髪・爪などを整えるためのアイテム

・スキンケア、メイクアップ、ヘアケアなどを幅広く含む

 

つまりコスメは、美をつくるためのすべての“ツール”の総称です。

2. コスメと化粧品の違いは?
結論:ほぼ同じ。でも“使われ方”が違う

多くの人が疑問を持つポイントが「コスメと化粧品の違い」

 

結論

日常会話ではほぼ同じ意味。
ただし日本の法律上は“化粧品”が正式名称で、コスメは一般的な呼び名。

 

▼ ポイントを詳しく整理すると?

言葉使われる場所位置づけ
コスメ美容雑誌・SNS・ショップなどで広く使われるカジュアルで幅広い“美容アイテム”の総称
化粧品法律(薬機法)の中で使われる正式名称効果効能の範囲が厳密に規定されている

 

 

◎つまり…

・法律上の表記 → 化粧品

・美容業界・SNS・日常会話 → コスメ

という違いです。

 

同じ意味で使われることが多いため混同されますが、厳密に区別すると上記のようになります。

3. 日本の法律「薬機法」での化粧品の定義

薬機法での化粧品の定義

“人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、皮膚や毛髪をすこやかに保つために使用されるもの(作用が緩和なもの)”

 

これに当てはまるものが「化粧品」であり、日本では化粧品として販売するためには厚生労働省への届け出が必要です。

4. コスメの種類|大きく4カテゴリに分けられる

コスメと化粧品の違いが理解できたところで、ここからは「コスメはどんなアイテムを含むのか?」 を解説します。

 

コスメは、大きく以下の4つに分類できます。

1.スキンケアコスメ

2.メイクアップコスメ(カラーコスメ)

3.ヘアケア・ボディケアコスメ

4.フレグランスコスメ

それぞれ詳しく解説します。

 

4-1. スキンケアコスメ

肌を整え、健やかに保つためのアイテム全般。

 

・化粧水

・乳液

・美容液

・クリーム

・クレンジング

・洗顔料

・パック・マスク

・日焼け止め(SPFの高さにより“化粧品”“化粧品外”になる場合あり)

 

「清潔にする」「保湿する」などの目的で使われるコスメ。

日本人にとって最も馴染みが深いカテゴリーです。

 

4-2. メイクアップコスメ(カラーコスメ)

色をのせて顔を華やかに魅せるアイテム。

 

・ファンデーション

・アイシャドウ

・アイライナー

・チーク

・リップ

・ハイライト

・シェーディング

・マスカラ

 

SNSの影響で注目されることが多いのがこのメイクカテゴリ。

「プチプラ」「デパコス」「韓国コスメ」などのワードとも相性が良い分野です。

 

4-3. ヘアケア・ボディケアコスメ

身体全体を美しく整えるアイテム。

 

・シャンプー・トリートメント

・ヘアオイル

・ボディクリーム

・スクラブ

・ネイルケア用品

・ハンドクリーム

・デオドラント

 

「美容=顔」だけでなく、全身に使うアイテムもコスメに含まれます。

 

4-4. フレグランスコスメ

香りで魅力を演出するアイテム。

 

・香水

・練り香水

・ボディミスト

・ルームフレグランス(広義のコスメに含めることもある)

 

香りは心理的な効果も高く、感情のコントロールや印象づけにも役立ちます。

5. “化粧品ではないコスメ”も存在する?【雑貨・医薬部外品との違い】

SNSでは、しばしば “コスメ風雑貨” が話題になります。

 

▼ 化粧品ではないものの例

・香り付きジェル

・ボディシール

・ワックスバー

・バスボム(化粧品登録されていない場合)

・メイク風の子ども用玩具

 

法律上、成分・使用目的が化粧品の範囲に入らなければ「化粧品」として扱えません。

この違いを理解しておくと、商品比較やレビュー記事の信頼性が大幅に上がります

6. 海外での“Cosmetics(コスメティクス)”はもっと範囲が広い

日本では「化粧」と聞くと顔周りのイメージが強いですが、英語圏でのCosmeticsはもっと広義です。

 

海外のCosmeticsのイメージ

・スキンケア

・メイクアップ

・爪・髪

・全身ケア

・香水

・衛生用品(石けんなど)

・一部医薬品(薬用スキンケア)

 

つまり海外では、美容・衛生に関わるもの全般をCosmeticsと呼ぶ場合があるのです。

7. なぜ日本では“コスメ”という言い方が広まったのか?

コスメという言葉は、2000年代以降に急速に普及しました。

 

理由は主に3つ。

 

① 雑誌・メディアが積極的に使ったため

「コスメ大賞」「ベストコスメ」などの企画から認知が加速。

 

② SNSとの相性が良かったため

InstagramやYouTubeで「#コスメ」が広がり、若年層を中心に浸透。

 

③ ファッション性・トレンド性を含むため

“コスメ”という言葉にはおしゃれ可愛いトレンドといったニュアンスが含まれ、商品紹介に向いています。

8. コスメ選びで重要なポイント|プロ視点で解説

“コスメとは何か”を正しく理解したうえで、コスメ選びには以下の要素が重要です。

 

① 肌質(乾燥肌・脂性肌・混合肌・敏感肌)

肌質に合わないものはトラブルの原因に。

 

② 成分(保湿成分、界面活性剤、香料など)

敏感肌向け成分や高保湿成分をチェック。

 

③ 使用目的(美白、保湿、エイジングケアなど)

化粧品は効果効能が決まっているので目的に合わせる。

 

④ 季節や環境(湿度・紫外線量)

夏と冬で適したコスメは異なる。

 

⑤ ブランドの特徴・世界観

ブランド哲学や製造方法で選ぶ人も増えている。

9. 今注目のコスメトレンド

クリーンビューティー

環境負荷を減らした成分・処方・容器への注目が高まる。

 

 韓国コスメ(K-Beauty)の進化

スキンケア×メイクのハイブリッド商品が強い。

 

 ジェンダーレスコスメ

性別を問わないデザイン・香り・成分が注目。

 

 エイジングケアの早期化

20代から予防美容を意識する人が増えている。

 

 ベースメイクの軽量化

“素肌感”“薄膜仕上げ”がキーワードに。

10. まとめ|コスメとは“美しさを整えるすべてのアイテム”のこと

コスメとは?

美容全般に使うアイテムの総称。

 

化粧品との違いは?

日常会話では同じ意味だが、法律上は“化粧品”が正式名称。

 

コスメの分類

スキンケア・メイク・ヘアケア・ボディケア・フレグランスなど幅広い。

 

法律上の化粧品の定義

「清潔・美化・魅力・容貌・健やか」を目的とするアイテム。

 

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