【コラム】「エレガント」とは?意味・特徴・コーデ例まで完全解説

アパレル販売員、必見!

「エレガント」とは?意味・特徴・コーデ例まで完全解説

「エレガント」「エレガンス」「エレガントファッション」「エレガントカジュアル」徹底ガイド

エレガントファッションは、年代・性別を問わず人気が高く、百貨店・ファッションビル・ブランドショップでも常に需要のあるスタイルです。

 

しかし、「エレガントって結局どんなイメージ?」「エレガントとエレガンスの違いは?」「お客様に説明する時にうまく言語化できない…」という販売員の方も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は、アパレル販売に携わる方が“今日からお客様に自信を持って説明できる”ように徹底的に解説します。

 

アパレル販売員が知っておくと提案の幅が一気に広がる内容ばかりです。ぜひ最後までお読みください。

 

「エレガント(elegant)」は英語で、上品・優雅・洗練・気品・美しさ・落ち着いた高級感を表す言葉です。

 

ファッションにおいて“エレガント”という場合は、過度に派手ではなく、落ち着いていて、上質さが感じられるスタイルを指すのが一般的です。

 

販売員としてお客様に伝える時は、こう表現すると分かりやすくなります。

 

・「女性らしさや大人っぽさが感じられるスタイルです」

・「上品で落ち着いた雰囲気を演出したい方に最適です」

・「素材やシルエットの美しさが引き立つ着こなしです」

 

“個性の強さ”よりも、“品の良さ・美しさ”が軸になる点がポイントです。

 


 

意味自体はほぼ同じですが、文法的な役割が異なります。

 

単語品詞ニュアンス
エレガント(elegant)形容詞上品な・優雅な
エレガンス(elegance)名詞上品さ・優雅さ・気品

 

つまり、

 

“エレガントな服”→ 形容詞

“エレガンスを感じる装い” → 名詞

 

販売の現場ではどちらを使っても誤解はありませんが、カタログや商品説明で“エレガンス漂う”と表現されるのはこの名詞形です。

 


 

エレガントファッションとは、女性らしさ・上品さ・落ち着き・高品質さを重視したスタイルのことです。

 

シルエット:美しいライン、体型を綺麗に見せるカット

素材:とろみ素材、シルク風、サテン、ウール、ツイード

カラー:ベージュ、ネイビー、ホワイト、ブラック、くすみカラー

アイテム:ワンピース、フレアスカート、ジャケット、コート

小物:華奢なアクセサリー、細身ベルト、上質バッグ

 

コーデ全体に清潔感と女性らしさが漂うのがエレガントの最大の特徴です。

 


 

エレガントファッションで笑顔のアパレル販売員

4-1. 品のあるカラーリング

派手すぎず、落ち着きのある色が中心。

 

・ベージュ

・ホワイト

・ネイビー

・グレー

・モカ

・ピンクベージュ

 

など、柔らかいトーンが好まれます。

 

4-2. 体のラインを美しく見せるシルエット

・Iライン

・Aライン

・ウエストマーク

・フレア

・セミタイト

 

「女性らしくキレイに見える」ためのシルエットが多いのが特徴です。

 

4-3. 素材の高級感

エレガントは素材の質感が特に重要。

 

・とろみ素材

・サテン

・ウール

・ツイード

・シフォン

・ジョーゼット

 

“触った瞬間に上質さを感じる素材”が多いのがポイントです。

 

4-4. 過度に飾らず、控えめな華やかさ

フリルやビジューなども「控えめな華やかさ」であればOK。

やりすぎないのがエレガントの軸です。

 

4-5. アクセサリーは華奢でミニマル

・パール

・ゴールドの細身アクセ

・華奢ネックレス

 

など、「上品さを添える」イメージで使われます。

 


 

春(SPRING)

・とろみブラウス×Aラインスカート

・薄手トレンチコート×ワンピース

・セットアップにパールアクセ

 

春は“軽やかさ”+“きちんと感”がポイント。

 

夏(SUMMER)

・ノースリーブワンピース×細身ベルト

・シフォンブラウス×タイトスカート

・サテンワイドパンツ×ノーカラージャケット(冷房対策)

 

清涼感ときれいめの両立を意識。

 

秋(AUTUMN)

・ニット×ツイードスカート

・ジョーゼットブラウス×ウールパンツ

・ショートブーツ×秋色アイテム

 

秋は“深みのある色+素材感”がエレガントさを引き立てます。

 

冬(WINTER)

・ロングコート×タートルニット×フレアスカート

・カシミヤニット×タイトスカート

・ウールセットアップ×ブーツ

 

冬はアウターの質感が重要。

「上質なコート=エレガント」の印象が直結します。

 


 

メンズも近年はエレガントスタイルが人気です。

 

▼ スタイルの特徴

・ジャストサイズのジャケット

・上質なウール・カシミヤニット

・スラックス・センタープレスパンツ

・シンプルな革靴

・くすみカラーやモノトーンでまとめる

・清潔感のあるヘア・靴・小物

 

“スーツほど堅苦しくなく、カジュアルすぎない上品さ”がメンズエレガントの基準になります。

 

メンズおすすめコーデ

テーラードジャケット×ニット×スラックス

モノトーンのミニマルコーデ

カシミヤニット×ウールパンツ

 


 

「エレガントカジュアル」は、エレガントの上品さに、カジュアルの抜け感をプラスしたスタイル

完全にきれいめではなく、普段使いしやすい柔らかい印象が特徴です。

 

▼ 例

・とろみブラウス×デニム

・ニット×フレアスカート

・ワイドパンツ×パンプス

・カーディガン×ワンピース

 

“上品だけど気張っていない”


それがエレガントカジュアルの核です。

 


 

8-1. 上品さとリラックス感のバランス

“エレガント80%、カジュアル20%”のイメージが分かりやすいです。

 

8-2. 素材は柔らかくキレイめ

・ニット

・とろみブラウス

・ジョーゼット

・落ち感のあるパンツ

 

など上品な素材を中心に。

 

8-3. カジュアルアイテムを一点投入

・デニム

・カットソー

・カーディガン

 

全てを「きれいめ」にせず、抜け感を作るのがポイント。

 


 

春(SPRING)

・とろみブラウス×淡色デニム

・カーディガン×フレアスカート

・ニットセットアップ×パンプス

 

夏(SUMMER)

・ノースリーブブラウス×ワイドパンツ

・ロングスカート×Tシャツ(ジャケットを羽織ってエレガントに調整)

・サンダル×とろみパンツ×シアーシャツ

 

秋(AUTUMN)

・リブニット×ツイードスカート

・カーディガン×タックパンツ

・ジレ×シンプルブラウス

 

冬(WINTER)

・ニット×ワイドパンツ×ショートブーツ

・ロングカーディガン×ワンピース

・ウールコート×デニム×ヒール

 


 

メンズでは「キレイめカジュアル」とほぼ同義。

 

▼ スタイルの特徴

・ジャケット or ニットで“上品さ”を確保

・パンツはスラックス or テーパード

 

カジュアル要素はトップス・スニーカーで調整

 

メンズおすすめコーデ

・ニット×スラックス×白スニーカー

・テーラードジャケット×無地T×デニム

・シャツ×カーディガン×センタープレス

 


 

お客様への接客で使いやすいフレーズをまとめました。

 

・「こちらは上品さのあるエレガント系のデザインです」

・「落ち着いたトーンで大人っぽく仕上がります」

・「お仕事にもお出かけにも使いやすいエレガントカジュアルです」

・「素材にとろみがあり、着るだけで女性らしいラインが出ます」

・「エレガンスを感じるスタイルなので、特別なシーンにも最適です」

 


 

エレガント=上品・優雅・落ち着き

エレガンス=その“上品さ”を指す名詞

・エレガントファッションは素材・色・シルエットが重要

・季節によって“軽やかさ・素材感”の見せ方が変わる

・メンズにもエレガント需要あり

・エレガントカジュアルは「上品×抜け感」

 

アパレル販売員がこれらを理解すると、お客様の「なりたい雰囲気」に合わせた提案が格段にしやすくなります

 


 

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