アパレル販売員、必見!
百貨店・ファッションビルでお客様から“選ばれる存在”になる方法
近年、アパレル業界でひそかに注目されているのが 「推し販売員(担当販売員)」 という存在です。
「推しの店員さんがいるからこの店で買う」
「あの販売員さんに会いたくて百貨店に行く」
このように、商品やブランドだけでなく “人” が購買の決め手になる時代に変化しています。
関西(大阪・神戸・京都)でも百貨店やファッションビルで“推し販売員”を指名するお客様は増えており、企業側も「選ばれる販売員」を育てることに注目しています。
推し販売員とは、 お客様が“この人から買いたい”と感じる販売員 のこと。
「ファン化された販売員」と表現するとイメージしやすいかもしれません。
推し販売員は、単なる接客上手ではなく“心地よい距離感で、購買体験の価値を上げる存在” として評価されます。
1.似合うアイテムを見抜いてくれる信頼感
2.ブランドや商品知識が的確で、話が速い
3.心地よい会話と程よい距離感
4.購入後もフォローしてくれる安心感
5.人として好き、応援したいという感情
つまり、“人としての魅力 × 販売スキル” が掛け合わさって生まれる存在なのです。
近年、アパレル業界はEC化が進み、店舗の価値が曖昧になったと言われます。
しかし、その中で逆に増えているのが「リアル店舗での特別な購買体験」を求めるお客様です。
SNSやECサイトには情報が溢れています。
しかし、お客様は 何が自分に合っているのか を判断しきれません。
その結果、“信頼できる販売員の存在” が価値を持つようになっています。
関西の百貨店(大丸・阪急・高島屋など)でも、顧客対応の評価基準として リピーター創出 が重視され始めています。
InstagramやX(旧Twitter)などで商品紹介やコーデを投稿する販売員が増え、「人」「個性」が購買動機になる時代に。
派遣スタッフでも、評価次第で「〇〇さんお願いします」と依頼されるケースが急増。
派遣会社にとっても大きな強みになります。
関西の百貨店・ファッションビル・ブランド店舗など、ランコントル登録者の接客傾向を分析すると、推し販売員には次の5つの共通点があります。
推し販売員のスタートは常に観察力。
お客様の歩き方
バッグの持ち方
色の好み
店内で最初に触れたアイテム
試着時の表情
同行者との関係性
休日の過ごし方を連想させる服装
こうした“非言語的情報”を的確に読み取り、「この方は○○系が好きで、××なシーンの服を探している可能性が高い」と仮説を立てたうえで接客に入ります。
推し販売員は、距離感調整が非常に上手です。
話しかけるタイミング
相談されるまでの間の取り方
試着室前に立つ位置
会話の量
購入を急かさない姿勢
「心地よさ」へのこだわりが強いほど、お客様に安心感が生まれ“推し”になります。
推し販売員の特徴は 提案の速さと的確さ。
「このスカートにはこの丈のトップス」
「肌の色に合う明度はこれ」
「肩幅の印象を変えたい場合の選択肢」
「百貨店勤務のOLさんに人気なのはこの組み合わせ」
こうした“テンプレではない提案”ができることで「この人から買いたい」に直結します。
推し販売員は、売ったら終わり ではなく、買ってからがスタート と考えています。
DMやメッセージで着こなし案を送る
シーズン替わりのアイテムを提案
セール開始の案内
購入商品の再入荷・新色情報
百貨店の場合はハガキDMなども有効です。
商品のスペックだけでなく、「どんな生活・ライフスタイルの人に合うのか」という目線で説明できる販売員は圧倒的に強いです。
ここからは実践編。
百貨店・ファッションビル・アウトレット・路面店、どの店舗でも共通して使える内容です。
特に初対面のお客様には効果が高いです。
観察ポイントを10個ほど決めておくと、接客の質が跳ね上がります。
試着室こそ販売員の本領。
試着室前に立つ位置
引き戸を開ける角度
「丈の見え方、いかがですか?」の声掛け
試着後の提案数(多すぎない)
試着がスムーズだと、お客様は“推し”化しやすいです。
推し販売員は「足し算」より「引き算」が得意。
迷っている場合は選択肢を絞る
似合う軸を一つに集約
NGポイントは優しく説明
即決されやすく、信頼度も高まります。
例:
×「ウール100%なので暖かいです」
◎「通勤で外を歩く時間が長い方は、この厚みが一番快適です」
百貨店アプリ、LINE公式、ブランドアプリなどでフォローしてもらう流れを自然につくる。
ポイント:
“その場で売るため”に交換しないこと。
あくまで“お客様が得する案内”として紹介する。
推し販売員は感情を揺らすのが上手です。
特に百貨店では丁寧さと温かさのバランスが重要。
例文集:
・「こちらお似合いになりそうだなと思っていました」
・「先ほど気にされていたポイントに一番寄り添えるのはこちらです」
・「前回のお買い物、よく覚えていましたのでご安心ください」
・「本日お選びいただいたアイテム、とても素敵でした」
“肯定的な言葉 × 丁寧 × 個別性” の組み合わせが最強です。
推し販売員を加速させるのが SNS。
顔は写らなくても問題なし
コーデは“生活シーン”と結びつける
ハッシュタグで地域性を強調(#大阪コーデ #大阪アパレル #阪急うめだ本店 など)
毎日より週3投稿の方が続く
「買ってよかったの声」を紹介すると強い
百貨店は、ブランド力・安心感・高い接客が求められる環境。
丁寧な言葉遣い
目線合わせ
試着の所作
支払い時の補助
商品受け渡しの手順
お礼と次回案内の自然な伝え方
百貨店は再訪率が重要なので、
「前回の続き」感を演出することが推し販売員化につながります。
派遣スタッフは「期間限定の人」と見られがちですが、実は推し販売員になりやすい立場でもあります。
理由:
お客様は“変に営業されない安心感”を持ちやすい
ブランドカラーに縛られすぎない
幅広い店舗経験が武器になる
コーデ提案の引き出しが多い
自己PRで「観察力が強み」と伝える
コーデ提案の経験を具体的に説明
百貨店・アウトレット・セレクトショップなどの経験を整理
SNS運用経験があれば加点
推し販売員の価値は年々高まり続けています。
理由:
店舗の差別化は“人”が担うようになる
SNSやライブコマースで活躍の場が増えている
ブランド側も販売員の魅力を戦略に組み込み始めた
指名される販売員はどのブランドでも重宝される
派遣スタッフでも時給UPの実績が多い
推し販売員は、「特別なセンス」や「強引な営業力」が必要なわけではありません。
必要なのは以下の5つだけ。
観察力
ちょうどいい距離感
的確で速い提案力
購入後のフォロー
生活目線の商品知識
これらを丁寧に積み重ねることで、あなたは “指名される販売員” に近づきます。
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