アパレル販売員さん必見!!
お役立ち情報
ミラーリングの “ミラー” は鏡。別名、「ミラー効果」とも呼ばれています。
ミラーリング効果(Mirroring Effect)とは、他人の行動や態度を模倣することで、相手との親近感や信頼感を高める心理現象の事です。
人は自分と違う人には苦手意識や嫌悪感を抱きがちです。
逆に自分と似たものや同じものを感じたり、一緒にいてストレス少なく居心地がいいと思う相手には親近感や好感を持ちます。
ミラーリングは、相手の行動や雰囲気に合わせて自然に行うことが重要です。
例:会話中に相手のジェスチャーや言葉遣いを自然に真似ること。
お客様に親近感を持ってもらいやすい
人は自分と似た行動をとる相手に対して、無意識に好意を抱く傾向があります。
例えば、お客様が腕を組んでいたら、さりげなく同じような動作を取ることで親近感が生まれます。
購買意欲を高める
ミラーリングによって「このスタッフと話していると心地よい」と感じると、勧められた商品にも好意的になりやすいです。
特に試着時にリアクションを合わせることで、お客様が購入を決断しやすくなります。
リラックスした雰囲気を作り出せる
お客様が安心感を得ることで、滞在時間が長くなり、購入につながりやすくなります。
接客時の話し方やペースを合わせることで、よりリラックスした状態を作れます。
会話が弾みやすくなる
お客様の話し方やテンションに合わせることで、自然と会話が続きやすくなります。
例えば、元気な雰囲気のお客様には明るく対応し、落ち着いた方には穏やかに話すことで、スムーズな接客が可能になります。
お客様が商品を触りながら話している場合、自分も商品に軽く触れる。
お客様が試着時に鏡の前でポーズを取ったら、さりげなく似た動きをする。
ゆっくり話すお客様には、同じペースでゆったり話す。
明るくテンションの高いお客様には、元気なトーンで対応する。
お客様が「この服、かわいい!」と言ったら、「本当にかわいいですね!」と共感を示す。
お客様が好んで使うワードを繰り返すことで、より親しみやすい接客が可能になる。
お客様が「この服どうかな?」と聞いてきたら、似たリアクションを取りながら肯定的なフィードバックを伝える。
「すごくお似合いですね!」「このシルエットが特に素敵です!」と共感を示すことで、購入を後押しできる。
露骨に真似をしすぎると、不自然に感じられ、お客様が不快に思う可能性があります。
あくまでさりげなく、自然にミラーリングを取り入れることが重要です。
人によっては、過度な接客を好まない場合もあります。
適度な距離感を保ちつつ、相手に合わせた接客を心がけることが大切です。
ミラーリングは単なるテクニックではなく、お客様との信頼関係を築くための手段です。
心からお客様に寄り添う気持ちを持って接客することが、より効果的なミラーリングにつながります。
ミラーリング効果は対人関係を円滑にし、信頼を築く為の有効的な手段です。
アパレル接客においてミラーリング効果を活用することで、顧客様との関係を深め、より良いサービスを提供することができます。
お客様のニーズに応じて、柔軟に対応することを心掛けましょう!
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