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アパレル接客で使う基本の敬語とは?

お役立ち情報

アパレル業界では 「言葉遣い」 も接客スキルの一つ。お客様に失礼のないよう、正しい敬語を使いながら、 「親しみやすさ」 も意識することが大切です。

本記事では、 アパレル販売の現場で実際によく使われる敬語 を 「基本の敬語」「シチュエーション別フレーズ」「NG表現と正しい言い換え」 の3つに分けて解説します!

アパレル接客で使う基本の敬語とは?

敬語には「丁寧語」「尊敬語」「謙譲語」の3種類があります。

「丁寧語」は、言葉を丁寧にする表現で、「ございます」「〜です」「〜ます」などが該当します。

接客ではこの表現を基本として使います。

「尊敬語」は、お客様の行動を高める表現です。「お召しになる」「ご覧になる」「お履きになる」などがあり、お客様が何かをするときに使います。

「謙譲語」は、自分の行動をへりくだる表現で、「拝見する」「お持ちする」「申し上げる」などがあります。お客様に何かをする際に、こちらがへりくだる形で表現します。

例えば、「この商品、Sサイズありますよ!」という表現を、「こちらの商品、Sサイズのご用意がございます。」とするだけで、接客の印象が大きく変わります。

シチュエーション別 敬語フレーズ集

① お客様に話しかけるとき

「いらっしゃいませ。本日はどのようなアイテムをお探しでしょうか?」
「何かお手伝いできることがございましたら、お気軽にお申し付けくださいませ。」

カジュアルすぎる表現として「何探してますか?」は避けた方が良いでしょう。

 

② 商品をおすすめするとき

「こちら、新作で大変人気がございます。」
「お試しいただくと、よりシルエットの美しさがわかるかと思います。」

「これ、すごくいいですよ!」では説得力が足りないため、避けるのが無難です。

 

③ 試着をおすすめするとき

「よろしければ、ご試着なさいますか?」
「試着室をご案内いたしますので、お気軽にお申し付けくださいませ。」

「試着してみる?」のような軽い表現は避けましょう。

 

④ サイズやカラーを確認するとき

「こちらのデザインでしたら、S・M・Lの3サイズご用意がございます。」
「お色違いもございますが、ご覧になられますか?」

「他の色もあるよ!」では丁寧さが不足するため、より上品な表現を心がけましょう。

 

⑤ お会計時の対応

「ありがとうございます。こちら、お会計を承ります。」
「ポイントカードはお持ちでしょうか?」
「○○円をお預かりいたします。○○円のお返しでございます。」

「カードある?」のように端的すぎる表現は避けましょう。また、「○○円からお預かりします。」という表現は間違いで、正しくは「○○円をお預かりいたします。」です。

NG表現と正しい言い換え

アパレル接客では、よく使ってしまう間違った敬語がいくつかあります。

例えば、「〜のほうになります」という表現は、アパレル販売の現場でよく耳にしますが、実は不自然な敬語です。

正しくは「〜でございます」と言い換えましょう。

また、「ちょうどでいいですか?」という表現も、「ちょうどでよろしいでしょうか?」とすることで、より丁寧な印象になります。

さらに、「領収書は大丈夫ですか?」という聞き方も適切ではなく、「領収書のご入用はございますか?」と言い換えることで、よりスムーズな接客ができます。

まとめ

アパレル販売では、「心地よい接客」をするために、「正しい敬語+親しみやすさ」が重要です。

敬語を意識するポイントとして、以下の点を押さえましょう。

・「ございます」「お〜くださいませ」を意識する
・NG表現に気をつける
・ただ丁寧なだけでなく、柔らかいトーンで話す

正しい敬語を身につけて、ワンランク上のアパレル接客を目指しましょう!

 

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